傾向

  • 今年は大混戦で、どうも過去の傾向が適用しづらい予感がするものの、とりあえず過去10年分について集計。(以下Southend)
    • 3着以内に入った全30頭中、東京芝での出走経験があったのは12頭(のべ19戦)。うち9頭が勝ち星を挙げており、4着以下に敗れたことがあったのはヤマニンアラバスタの1戦のみ。東京芝コースで完敗経験がある馬は、それだけで大きなマイナス。シャランジュ・ハートオブクイーン・エフティマイア・ライムキャンディは厳しいか。一方、東京で2戦2勝のアロマキャンドル、東京芝重賞で勝っているリトルアマポーラレッドアゲートは強調できる。
    • 桜花賞馬は7頭出走して(1.1.3.2)という成績。これをどう捉えるかだが、最も大きく負けたのがキストゥヘヴン('06年6着)だけに、中心視はしづらいものの軽視も難しい。
    • 阪神JF(3歳牝馬S)の出走経験馬は、48頭に出走して9頭がオークスで3着内に入っている。ただし、同レースで3着以内だった馬15頭中、オークスで3着内に入ったのはテイエムオーシャン阪神3歳牝馬S1着→オークス3着)とフサイチパンドラ阪神JF3着→オークス2着)の2頭のみ。あまり直結するレースではない。
    • ある程度直結するのは、東京のクイーンC、距離が1800のフラワーC、東京でトライアルのフローラS。それに加え、なぜか紅梅SやエルフィンSも関連が深い。オークスで3着以内に入った馬の、この5レースでの成績を集計すると(14.9.1.1)となる。このあたりのレースで大きく負けている馬は、府中2400mというタフなコースに耐え切れない傾向。今年でいくと、フラワーC組のムードインディゴ・カレイジャスミンアロマキャンドルスペルバインド、クイーンS組のエフティマイア・シャランジュ・カレイジャスミン、紅梅S組のマイネレーツェル・ジョイフルスマイルあたりはちょっと狙いづらい。
    • スイートピーS組は、以前は完全にノーマークで良かったが、'06年のカワカミプリンセス、'07年のラブカーナと2年連続で本番3着内馬を出し、ちょっと無視しづらくなった。
    • 3着以内に入った全30頭中、ダート経験があったのは5頭だけだが、その成績は(6.0.1.0)というもの。必ずしもダート向きである必要はないが、ダートでも能力の違いを見せ付けられる程度の能力とパワーは必要、という証左か。ダート変更となったこぶし賞で大惨敗を喫したエアパスカルは、小柄な馬体も含め多少割り引いて考えたい。(以上Southend)

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