第25回エプソムC(4歳上・G3/東京芝1800m)
馬番 | 競走馬名 | 騎手 | どな | 活力 | 短評 | |||
1 | ソーユアフロスト | 戸崎圭太 | ■ | |||||
2 | ブライトトゥモロー | 吉田豊 | △ | ◎ | △ | ◎ | ■ | |
3 | イクスキューズ | 松岡正海 | ■ | |||||
4 | マイネルキッツ | 後藤浩輝 | △ | △ | ▲ | ■ | ||
5 | ユノナゲット | 武士沢友治 | ■ | |||||
6 | ドリーミーオペラ | 江田照男 | ○ | ▲ | ■ | |||
7 | ヒカルオオゾラ | 武豊 | ▲ | ○ | ○ | ■ | ||
8 | ファストロック | 安藤勝己 | ◎ | △ | ■ | |||
9 | アップドラフト | 内田博幸 | ☆ | △ | △ | ■ | ||
10 | トウショウヴォイス | 田中勝春 | △ | ■ | ||||
11 | トーホウアラン | 藤田伸二 | ○ | ▲ | ■ | |||
12 | サンライズマックス | 横山典弘 | △ | △ | ◎ | ■ | ||
13 | ミュージックホーク | 石橋脩 | ■ | |||||
14 | ダブルティンパニー | 四位洋文 | △ | ■ | ||||
15 | カゼノコウテイ | 吉田隼人 | △ | ■ | ||||
16 | メイショウレガーロ | 柴田善臣 | ■ | |||||
17 | グラスボンバー | 勝浦正樹 | △ | ■ | ||||
18 | ショウワモダン | 蛯名正義 | ◎ | ■ |
傾向 | ■ | 血統 | ■ | 調教 | ■ | 展開 | ■ | 一口クラブ情報 | ■ | 買い目 | ■ | 関連記事 | ■ |
ブライトトゥモロー
- ◎:他が横並びの中、1頭だけ57キロを背負うのはお世辞にも良い材料とは言えないけれども、力をきっちり出し切れば何とかならん数字ではない。それを叶える為にも少し体を締めたいところで、中間の攻め具合からして良い塩梅で出てくるのではないかと。開催終盤の馬場は向くし、内枠ならそう極端に下げる要素もないので、とりあえず前走のような負け方はしないだろう、という見込みの上で勝ち負けまで期待したい。(LeZele)
- △:能力上位だが、テン乗りとなる鞍上起用にどうしても勝負気配を感じられない。谷間の重賞と言われればそれまでだが・・・。(Daipon)
- ◎:昨年の2着馬。その時ほどの勢いは失われた感じだが、ここ3戦は休み明け、相手強化、上がりの勝負と辛いシチュエーションばかりで度外視は可能と見る。時計勝負は持ってこいで、この馬得意の淀みない流れになれば巻き返しは必至か。(re-donald)
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ヒカルオオゾラ
- ▲:前走の勝ち方が圧巻だった。ノド鳴りの手術で長期休養を余儀なくされた馬だが、復帰後はほぼトントン拍子にここまで上り詰めてきた。距離も1ハロン延長なら対応できるだろうし、母父トニービンというのも強調材料。中1週で激走した前走の疲れを取るために短期放牧を挿んでおり、その分だけ評価を下げたが、素質的には最右翼。(Southend)
- ○:素材感があり、展開に対応出来る柔軟性は重賞でも十分通用するが、これが一番人気でしかも最近の武豊なら馬券的にここから入るのは筋悪。能力評価だけなら最上位。(Daipon)
- ○:朱雀Sで時計含めて条件クラスに留まる器ではないことを示した。ただ、武豊への乗り替わりという逆トレンドが気になる。(katuryoku)
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アップドラフト
- ☆:久々の前走は大敗を喫したが、途中でレースを止めてしまったようなもので度外視できる。休養前はオープンで着順ほど負けていないレースを続けていたし、元々ダートで出世してきていた馬で、京都あたりに比べれば東京の最終週である今回の方が馬場適性的には合いそう。豪腕内田の手綱さばきで、ある程度積極的な競馬から我慢比べに持ち込めれば一発あるかも。(Southend)
- △:前走は明らかに距離が長すぎたための敗戦であり、度外視可能。オープンクラスで結果は出ていないが、ここ数戦は終始軽めの芝のレースで大きく負けていない点は評価できる。地味に持ち時計は3番目だし、父エルコンドルパサー×母父ブラッシングジョンという血統はいかにも持続力がありそうな字面。それこそ前走の大敗だけでここまで人気急落しているなら、ぜひとも押さえたい1頭。(re-donald)
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傾向
- あまり明確な傾向が見出せないレース。新潟大賞典組の活躍が最近目立つが、今年は4頭出走するものの下位入線馬ばかりでどこまで直結するか。
- 8年前から最終週にスライドした影響か、中山の中距離で実績を上げた馬がよく来ている印象。軽い芝で瞬発力勝負というより、一見重厚なタイプに注目してみたい。
- 勝ち馬の父を見ると、ペンタイア(2勝)・Kingmambo(2勝)・フレンチ・Danehill・マヤノトップガン・ティンバーカントリー・ダンシングブレーヴ・Rainbow Questとなっており、欧州血統優勢の印象。また、サンデー系が驚くほど馬券になっていないレースというのも特徴的(3着以内に入ったのはサンデー直仔の3頭だけ)。この辺、上記傾向を裏付けているとも言える。今年のメンバーからは、父Rock of Gibraltarで母父Nashwanのファストロック、父オペラハウスで母父マグニテユードのドリーミーオペラ、父Machiavellianで母父Nureyevのグラスボンバー、父エルコンドルパサーで母父Blushing Johnのアップドラフトあたりに注目。(以上Southend)
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調教
栗東坂路短評(LeZele)
- ブライトトゥモロー 一頃に比べるとラップが緩慢で幾らかズブくなってきた。それが影響しているのか、以前は鉄砲が利いていたがこの休み明けは良化がスロー。デイリーの短評なんか毎回上昇上昇書いてある。前走新潟大賞典は攻め具合からして特別状態が悪かったとは思えないけれども、510キロ台で競馬をするには前付けしないと厳しい感はあるので、オースミグラスワンが変態的末脚でなで斬るようなレースで中段まで下げたのが一応の敗因とも。今回は吉田豊のテン乗りになるのであまり多くを望めない分絞っておきたいところ。重い馬場で1勝馬と併せた1週前追い切りは終い失速しまくりで14.4秒を要したが、この一杯どころか二杯三杯な攻めを消化した後に撮影されたブックのPHOTOパドックでは「キリッと引き締まって」という描写があり、そこからもう1本追った上での東上。多少なりとも絞れてくると見込んで。(8点)
- アップドラフト 目標は次週の福島テレビオープンという話もあったが、出馬投票が陣営の思惑通りか否かは兎も角エプソムCへの出走となった。前走目黒記念は久々の上に少々距離が長いこともあり直線半ばを待たずに脱落。ひと叩きしての中1週なので特別強い追い切りは必要ないけれど、いずれにしても質が問われるところで54.4(LAP 15.2-14.0-13.1-12.1)と1秒刻みの綺麗な後傾ラップを刻んだのは好印象。(8点)
- ミュージックホーク この中間はDW、坂路で1本ずつ。本数の少なさは特に珍しくないので馬が出来ていれば構わないが、普段見られる脚色一杯の追い切りではなく、序盤抜いて後半だけ伸ばしているのが気になる。もちろんこれも馬が出来ていればこそという見方も可能ではある。しかし、陣営のコメントを確認したところ、調教助手が追い不足で調子がいまいちと白状しているのでその線はない。(5点)
- ダブルティンパニー 休み明けの前走は追い不足、叩いた今回は違うよと松国師。確かにこれまでの休み明けに比べ速いところが少なかった。が、この言葉は単にひと叩きしたから出てきたものではない。この中間は中1週で時計を2本出しているが、その内訳は当週火曜に55.4(LAP 14.1-13.6-13.6-14.1)、続く水曜に53.3(LAP 14.2-12.8-12.8-13.5)と変態と呼ぶに相応しい構成であり、それに応えた愛馬への期待の表れであろう。ちなみに後者は併せ馬で遅れをとったが、前日の内容からして下手に先着されても困るみたいなところはあり、ラップもこの馬なりにしっかりしてきたので問題はない。(8点)
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